無事2回目の開催となったAround Book Circle。
詩人の貞久秀紀さんと、キトラ文庫の安田有さんをゲストにお迎えしました。
子どものころに関東から関西に引っ越してきたことで、「自分の方言が無く、言葉との距離感」を感じているとのこと。
「言葉になる前の何か」を表現するのが詩人だとのお話もありました。
「言葉の自己言及性」というキーワードもありました。
貞久さんの詩の朗読に、さらに安井さんの詩の朗読までお聞きするという大変貴重な機会にも恵まれました。
会場を提供してくださったCAFEかわせみさんの料理は変わらず美味しく、前回に続いて質疑応答の時間も大幅に超える盛り上がりを見せました。
質疑応答よりいくつかご紹介します。
Q.影響を受けた詩人は?
A.福田和夫、江代充
Q.関西弁で書かれた詩は?
A.登場人物が話したものはあるが、自分自身の言葉として書いたものはない。
Q.詩を書く上で大切にしていることは?
A.インスピレーションで瞬間的に降りてくるものは表面的なものが多い。
対象を見ているようで見ていない。ある意味暴力的。
むしろじっくりと、対象が自らこちらに寄って来るような、そういう感じになるほうが良いように思う。
果たして次回開催は!?こうごきたい。
開催日:2016年12月10日